おおた学連協”とは

学童保育に子どもを通わせている親同士・親と職員、
力をあわせて働く親たちが願う学童保育の実現を!!

Q.「大田区学童保育連絡協議会」ってどんな団体?

.  大田区の学童保育室に子どもを通わせている親たちでつくる学童保育室父母会や個人の学童保育保護者・職員で構成する協議会です。大田区のどこの学童保育室でも、子どもたちが安心して楽しく生活できるように、そのことにより親は安心して働けるように、保護者のみなさんの要望をもとに力を合わせて、学童保育室の増設運動、保育条件の改善運動を24年間すすめてきました。
通称「おおた学連協」といいます。

Q.学童保育についてどんな理念をもっているの?

. “母親も働かざるを得ない”、“子どもができても働きつづけたい”という女性の願いは学童保育(制度)をつくり、 発展させてきました。 
親が子どもの放課後を安心して、働きつづけられるためには、まず必要とし希望する家庭 の子どもたちが全員入室できることです。そのために増設が必要です。
また子どもが毎日を楽しく学童保育で過 ごし、通いつづけてくれることです。子どもたちには放課後学童保育室・児童館でしか生活ができないことや、特に1〜3年生は「依存しつつ自立する」 成長過程であり、配慮が必要です。生活は「安心」と遊びや活動を通じての「子ども同士のかかわりあい」、自分達で相談しあってつくる「生活の自主性」が大切です。どこの学童保育室でもその ための最低条件があります。

       1.生活と遊び空間の確保

  
  《ホッとできる部屋と遊び場の確保》

    
  2子ども同士がお互いを知り合えるために少なすぎず、多すぎない仲間(集団)  の確保

      《35人から40人の定員》

         3親代りに子どもたちの「依存」を受けとめ自立を励まし、子どもたちと楽しい生活づくり
     をすすめる専任かつ複数の専門性をもった指導員(職員)の確保

      《継続的に担当する2人以上の正規職員配置》

       
これらの条件を区に確保させていくため保護者同士、保護者と職員が連携し運動をすすめること
が大切だと考えています。

Q.おおた学連協のできた経過は

. 「学童保育運動」は大田区においては昭和35年ぐらいから、糀谷地域から始まりました。それは、学童保育事業を大田区に責任をもってやってもらう運動でした。しかし、「子どもは家庭で育てるべきもの」という考え方が広くありましたし、法律にもありませんので、どこの自治体も消極的で、なかなか答えてくれませんでした。大田区でも学童保育を要望する父母たちにとって大変困難なものでした。
しかし、昭和38年に大田区(渋谷区ととも)に23区で初めて学童保育を実現させました。画期的なことでしたが、大田区ではすべて区が責任を持つのではなく、建物は区が用意して、運営は地域町会が責任をもつ「公設民営」の学童保育で「子どもの家」といいました。親の願いは「放課後の子どもの安全」と「就労保障」ですが、「共働き家庭の子どもは不良化する」などという話から、目的は「非行化防止」「救貧」対策でした。
その後昭和42年には、やはり区で初めて大森東地域で学童保育要望から、相次いで大森児童館と大森東児童館(現大森東四丁目センター)の設置が実現しました。ところが「学童保育児を優遇する必要がない」と学童保育室をつくらないとか、「おやつを用意してほしい」という要望に対して「自分勝手を助長する」と言って拒否するという具合でした。

  学童保育ができても、働きながら子育てをする家庭への区の“無理解”は変わりません。
働く親たちの願いを実現するには運動を広げる必要が求められました。数は少なくても父母同士手をつなぎ、職員とも連携をして運動を広げようと「おおた学連協」がつくられました。その後の運動で
多くの学童保育要求が実現してきました。

Q.おおた学連協はどんな活動・運動をしているの

. 学童保育要望は一歩一歩前進をしてきました。しかし、区の学童保育への無理解さは残念ながら、今でも変わりません。「マンションを買うために親が働く家庭の子どもを学童保育でみる必要がない」「女性は流行で働いている」などです。その上に、特に最近は「効率運営」がプラスして、入室希望が多くても、増設をしないで「オーバー対応」、たくさんの「オーバー対応」でも職員を配置しないなど運営がひどくなっています。平成15年度から新しく始める「フレンドリーおおた」事業も「学童保育への無理解」と「効率運営」が背景にあります。学童保育保護者の要望をひとつひとつ解決をさせ、同時に学童保育のあり方を理解してもらう運動が必要です。くわしくは「“おおた学連協”の運動」

おおた学連協に加盟し、「学童保育を守る」運動を広げましょう!

大田区の学童保育要望はますます増加の一途です。しかし、区は「効率運営」を第一に掲げているため、学童保育室がなく、職員も非常勤だけの学童保育「フレンドリーおおた」事業の開始、児童館・学童保育の運営委託化、児童館・学童保育職員の削減など進めようとしています。このままでは「学童保育」はなくなっていく(名前があっても内実が無い)可能性もあります。関係保護者職員が結集して「学童保育を守る」運動を広げていく必要があります。“おおた学連協”にみなさんの加盟をお待ちいたします。

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